どうも!
某企業で、現役シェフパティシエとして働く【スイーツだいすき大男】です。
こちらのサイトは
- これからパティシエになりたい人
- パティシエなりたての新人さん
- スイーツに興味があるみなさん
そんな方々に少しでも役に立つ
有益な情報を伝えていけたらと考えています😆
今回のテーマは
パティシエ一年生の、リアルな練習について
今回は当時を振り返って
就職1年目にした練習
について、ご紹介します。
実際の体験談も踏まえて解説していくので、
- 何の練習をしたのか
- どれくらいのペースで練習してたか
- 今だからわかる!効率の良い最適な練習時間・方法は?
などなど、
そんな未来のシェフパティシエ達にリアルな現場での経験・アドバイスをお届けします😁
練習したのはナッペ、絞り、フォンサージュ、メッセージなどなど
私が修行したのは今から約15年前
今とは色々違うことも多いですが、技術面・精神面で今でも役に立っていると感じています。
そして私の練習は
すぐにできない(商品レベルでできない)ことを出来るようにする
という内容でした。
当時、私が入社したタイミングは、ちょうど人手不足。
即戦力が求められて緊張したことを覚えています。
なので、一回もやったことがないようなことも
どんどんやらせてもらっていました。
お陰様で他のお店に行った同期よりも、短期間で色々な業務を教えてもらえました😎
(実は狙い通りだったり…)
当時のシェフと先輩はしっかりと私に教えてくれましたが、主に仕事の種類が私目線で2種類ありました。
- やり方さえわかればすぐに出来ること
- 技術(スキル)が必要で、すぐにできないこと
前者は【計量や簡単な仕込み】
やり方さえわかれば誰でも出来ること、もしくはたまたまセンスがあってすぐにできること。努力や工夫ですぐになんとかなるもの。
後者は【綺麗なナッペやメッセージ】
どう頑張っても、すぐには「出来ない」もの。
つまり
できないことを減らすために練習する
ということになります。
練習したのはタイトル通りにナッペ、絞り、フォンサージュ、メッセージなどなど
特に中でも私が苦戦したものは
ナッペ、メッセージ
でした。
ちなみに以前書いた記事の
おすすめ3選!シェフパティシエが選ぶ「学んでおいた方がいい技術」
こちらにナッペとメッセージが入ってるのは、
【自分が苦戦したから】
という理由もあります。
もちろん他にも理由がありますが、
それについては後日解説記事を書いていきますね😋
練習は、仕事の後に
ちなみに練習する時間ですが、入りたてほぼ戦力外の私に
業務時間に練習を与えられるような時代ではなかったので、
朝6:30〜21:00の仕事の後に練習を行いました。
(今考えると、とんでもない労働時間です🤕)
大変でしたが、練習用の材料は店の食材を使ったりさせてくれたので
まだ1年目の俺のために…
なんてありがたいんだ!
と感動してました笑
練習メニューは特に決まっておらず、
新しいことができるようになったら次のことを。
というように、ステップアップ式で練習していきました。
日によりますが、ほぼ毎日1日30分〜長い時で2〜3時間
黙々と暗くなったお店の中で練習しました。
技術練習なので、基本は個人練習です。
黙々練習しますが、
いつまで経ってもうまくならない…
焦る私はさらに努力を重ねます。
例えばメッセージ練習の「Happy Birthday」と「おたんじょうびおめでとう」は
冗談抜きで1万回書いてます🤣
結局メッセージは何とか合格もらいましたが、ナッペは最初のクリスマスに間に合わなかったです(その為、私はクリスマスでは仕上げではなくサンド係になりました…)
もちろん翌年は問題なくできるようになってましたが
まあ、悔しかったです😉なので
同じ思いを他の皆さんがしないようにアドバイスします👍
練習は長くても1回30分。基本15分を毎日コツコツがオススメ
シェフになり何人か見たのと、自分の経験から言って
詰め込んだ練習は効果が薄いです。
というか集中力が続かない為、質の悪い練習を長時間行っていました。
人間の集中力は「15分周期」である
引用:「会議は1時間」という常識が生産性を下げる。会議は「15分×2=30分」が原則である。 | 最高品質の会議術 | ダイヤモンド・オンライン
今でこそよく言われていますが、当時は
「いやいや、気合と根性が足りないんだ…」と無理して長時間やることが、最短だと勘違いをしていました。
今考えると「長時間やってる俺、頑張ってるぅー」と自分に酔っていたんだと思います。
結果としては、
効率の悪い練習をダラダラと続けていた
という状態だったのでしょう。
そこで、私のオススメは
「長くても30分、できれば毎日15分だけ集中して練習する」
体への負担も少ないですし、また毎日行うことにより、練習の成果を体が忘れないようにしていくことができます。
道具や体の使い方に「慣れる」こと
そして、練習の際に意識して欲しいのは
まずは道具の使い方、指先や腕の動かし方に慣れる事
言われてみれば「あーたしかに」と納得できるかと思いますが、
回転台や絞り袋、パイピングに使うコルネ袋など
パティシエ業務では、今までの日常にはなかった道具や体の動かし方をするものが多いです。
ですから、まずは道具や体の動きに慣れてから、細かい技術を意識して練習していかないと、いつまでたっても上手くいきません。
水泳で例えると
泳げるようになるには、まずは水になれることが大事です。
水中で目を開けることができなかったり、頭まで水中に入れないのに、いきなりクロールの練習をしても、いつまで経っても泳ぐことはできません。
いつかは出来ますが、時間もかかり効率も悪いです。変な癖がつく可能性もあります。
はやる気持ちは分かりますが、確実に技術を向上させるために
上記の【短時間、まずは慣れる】を意識してもらえれば上達のスピードも上がるでしょう😊
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は
- パティシエ1年目に練習したこと、つまづいた点
- 今ならわかる効率の良い練習方法・時間
について、実体験を交えたアドバイスをしました。
なりたてのパティシエはやる気に満ち溢れてオーバーワークしてしまいがちですが、
無理はせずに適切に頑張り、楽しんでケーキが作れるようになりましょう♪
楽しい気持ちで作ったスイーツの方が、おいしくなりますよ😆
この記事が未来のシェフパティシエや、スイーツを愛する全ての人のためになりますように♪
それでは!
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