シェフパティシエのマネジメント論【罪を憎んで人を憎まず】

パティシエとビジネス

どうも!

某企業で、現役シェフパティシエとして働く【スイーツだいすき大男】です。

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有益な情報を伝えていけたらと考えています😆

今回のテーマは

シェフパティシエのマネジメント論【罪を憎んで人を憎まず】

と題して解説していきたいと思います。

原因自分論・他人論とも言われたりします。

様々なマネジメントや講習会で言われる内容です。

物事に対する考え方の話ですが

【間違っても、何でもかんでも両極端】
に使ってはいけないのがポイントです。

その点はしっかりと説明していきます。

殺伐としやすいテーマですが、

自分の店にいる大切な仲間やスタッフに思いやりを持って仕事をしていく

そんなハートフルなマインドのお話です。

人のせいにしてる場合じゃない!前向きな解決をする考え方

【罪を憎んで人を憎まず】

この言葉は有名な名言メーカー(?)孔子の言葉(とされてますが、詳細不明)

犯した罪は憎んで罰しても、罪を犯した人まで憎んではならない。→その罪を憎んでその人を憎まず

引用:罪を憎んで人を憎まず(つみをにくんでひとをにくまず)の意味 – goo国語辞書

つまり

憎むべきは「罪自体」で、その人を憎んではいけない

という意味になります。

いやいや、やった人が
悪いに決まってんじゃん

という声が聞こえてきそうですが、

今回はあくまで【考え方】の話です。

誰が良いのか・悪いのかという責任論ではなく

  • 起こったトラブルに対して、どのように今後対処するのか
  • 前向きな解決方法を見つけるにはどうすれば良いのか

といった前向きな対処術だと考えていただければと思います。

具体例を上げて解説します。

例1 発注ミスをしてしまった

例えばあなたの部下が発注ミスをしたとします。

悪い例は

怒男
怒男

バカヤロー!
仕込みできないじゃんふざけんな!

と、怒鳴って終わり。

昭和ですね〜(遠い目

私の考える良い例は

  • 発注ミスしないように事前に一声かけておくべきだった
  • 「**曜日の発注は重要だよ」と説明をしっかりするべきだった
  • リマインド出来るシステムを作っておくべきだった
  • 発注表を作り込んでおけばよかった

と考えて、実行すること。

まあ、何か言いたくなる気持ちはわかりますが😅

例2 仕込みミスをしてしまった

例えばあなたの部下が、軽量ミスや手順ミスなどで失敗するとします。

悪い例

怒男
怒男

バカヤロー!
また仕込みできないじゃんふざけんな!

すいません、これしかレパートリーが思いつかなくて…😂

私の考える良い例は

  • 手順のマニュアルをしっかり作成しておけばよかった
  • 仕込みの熟練度はしっかり把握できていたか
  • 最初にしっかりトレーニングができていたか
  • トレーニング方法に問題がなかったか

と考えて、実行すること。

起こってしまったことはしょうがない、次どうするかが重要

わかりやすくするために、よくありそうなシチュエーションで例えましたが、

ビジネスでは

「自分に変えられないことに対して文句を言っていても解決はしない」

というマインドが重要です。

例えば

【今月は雨が多かった、だから売上が少ないのはしょうがない】

【この地域にケーキが嫌いな人が急に増えた、だから売れないのはしょうがない】

どちらも自分にはどうしようもありません。

雨が振らないように願っても、この地域の人がケーキが好きになるように願っても

【何も変わりません】

どうしようもないことに対して文句を行っても何も解決しません。

変えられるのは自分の行動だけです、ならば

【雨が多いから、雨の日限定クーポンなどを売って販促をかける】

【ケーキ嫌いな人でも美味しく食べられるケーキを開発・販売する】

など、対処の方法はいくらでもあります。

できないことに文句を言って何もしない

出来ることを探して行動する

どちらがより有意義か、一目瞭然ですよね。

ちなみに全て他のせいにして何もしない会社は

おそらく潰れます。

シェフパティシエにはその責任があります。

ただ一つ注意点があります。

あくまで受け手の話。当人の開き直り推奨とは違う

この説でよくあるのが

【何でもかんでも自分のせいだと思いこんで、どんどん追い込まれていく】

というパターン。私も同じ思いをしたことがあります。

損をするただのいい人に見えますが、考えが浅いだけです。

決して【何でもかんでも自分のせいにする】という考え方ではありません。

また、対人問題の場合は

【ミスをした本人が、しっかりと反省・後悔している】というのが前提条件です。

寝坊してきた部下が

「いやー俺何も悪くないんです、You Tube見てて寝れなかったのが悪くて」

この部下に対して

  • もっとこうすればよかった
  • 自分が起こさなかったのが悪かった

というわけではないです。

失敗者が怠けるための開き直り理論ではなく

前向き・ポジテイブな改善方法の考え方

ということです。

お互いが思いやりを持ったら、みんな幸せ

あなたの職場が全員原因自分論なら、

  • 人や他のせいにしない
  • お互いが思いやりを持った
  • アクシデントにも前向きな解決ができる

そんな素敵な職場になります。最高ですよね!

そして職場の空気を作るのに大事なのは

トップ・つまりシェフパティシエです

とはいっても、人はすぐには変わらないもの。

シェフになってから急にできるものではありません。

自分が将来シェフになったときにすぐ出来るように

もし今の上司や先輩が原因他人論だったとしても

今のうちから事前に練習してみませんか。

私は強くおすすめします😆

まとめ

いかがでしょうか?

今回はシェフパティシエのマネジメント論【罪を憎んで人を憎まず】

原因自分論・他人論の考え方

について解説しました。

私は原因自分論にしてから

お菓子の技術が大幅にスキルアップしました!

できないことに対して、工夫や出来る方法を探す癖がついたので

作ったこともない特注ケーキや新しい組み合わせのスイーツ、

突飛なアイデアのコラボメニューなども作れるように為りました。

結果自分のスキルや知識が上がる原因自分論

あなたもチャレンジしてみませんか?

この記事が未来のシェフパティシエや、スイーツを愛する全ての人のためになりますように♪

 

それでは!

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